地域おこし協力隊について任期が終わった今思うこと
旅人宿昭栄は2018年3月まで弟子屈町の地域おこし協力隊の業務の一環として運営してきました。任期が終わった今思うことをつらつらと。
地域おこし協力隊について
制度については特に話すことはありません。都会から田舎に若者(そうじゃない場合も多いけど)を引っ張り地域を振興することが目的。
最長三年。もうちょっと長くてもいいのにな。と思う。
業務内容と弟子屈を選んだ理由
協力隊の業務は多岐にわたり、雇用形態すら様々です。
ちなみに私の場合は月給20万の雇用保険のみ加入でした。業務委託のような形のため残業代、有給等もありませんでした。
副業はオーケーでしたが謎の申請や縛りがあったので意味がわかりませんよね。
ここら辺は町によって大きく異なるので事前によく調べることが大事です。
私が弟子屈を選んだ理由は募集内容が一番曖昧だったからです。
私の場合は宿と猟をやりたいと思って地域おこし協力隊を探していました。ただそんな募集内容があるわけないので南弟子屈地域の振興というふわっとした要綱の中でなら自由にやれるのではないかと思い弟子屈を選んだのです。
ただ何の目的もない人がこういうフリーミッション型に来ると草刈りとかしかすることがないのでほんとに注意です。
他にも起業も目指すタイプ、完全に役場や観光協会の人員確保のタイプ、農業等様々ああいてるので、地域おこし協力隊と一区切りにせず、自分が本当に何をしたいかを考えて面接等でしつこいくらいに確認すべきと思います。
任期後に役場や観光協会に残りたいという明確な意思があれば人員確保のタイプも全然ありだと思います。
任期中に行ってきたこと
前述したとおり宿と鹿です。
ライダーハウスを始めることの地域への了承から保健所、消防とのやり取りから開業まですべて行ってきました。
鹿の方は、猟友会へのあいさつから免許取得、狩猟に同行させてもらえる相手探しから実際の出猟まで行きました。
このように私の場合は幸運にも任期中はやりたいことだけに集中でき、また生活できるレベルには程々ありませんが任期を終了した今でも任期中に行ってきた、
- 旅人宿昭栄
- 移住体験住宅
- 鹿猟
を中心に生活をしていきたいという思いの道中からは外れずにいることができていると思います。
協力隊制度について思うこと
開始から10年たった制度でもあり、物珍しさはどんどんなくなっていくのにいつまでたっても成熟していかないおかしな制度だと思います。
採用する方される方両方に悪い人がいる感じで、人数だけ増やそうとする流れに乗っかって中々劣悪な環境だったりします(行ってみたら家がないとか)(赴任当日にドタキャンとか)
なので採用される側は応募の内容の文章だけでない、担当者の印象とかめっちゃ大事だと思います。
弟子屈町が手放しで素晴らしいといわれると必ずしもそうでないと思うけど笑
ただ弟子屈もいま協力隊を募集してます。
南弟子屈にあるを使って飲食店とかカフェやりませんか?
って話。ライハに泊まってる人の夜飯需要も見込めるし、何より任期の3年間は給料が保証されていて成功すればそのまま続ければいいしダメならやめればいい。
失敗が認められる環境って最強だと思うんよね。
気になる方は是非どうぞ。