乱文
この夏。
宿を始めた頃に、沈没してくれた奴等が二人来た。
当時出来たばかりの訳のわからん状態の宿になんで来てくれた。なんでそんなにいてくれたのかは今でもわからないけど。
あれから三年がたって環境は大分変わった。
二人も働いている。
俺だけが三年前と変わらずにふわふわと生きてるような気がする。
三年前と何が変わったのだろうか。
宿は当時思い描いて宿とは大分遠いところに来たけど、それで良いんだと思う。
超低空飛行にはかわりないけど落ちない程度には飛べるようになってきた。
北海道に来てもうすぐ丸四年。
自分の好きな物、嫌いなものがはっきりわかる暮らしをしてる。
毎年何百人とはじめましてをしてる。
人と話すのは好きだけど、根が陰気なもんで人に会いたくなくなるときが来る。
お盆を越えると毎年体調を崩すのもその一つだろうか。
宿は「全て自分の中で完結するように」という、地域おこし協力隊だったとは思えない。後ぐされのない形でここまで来たつもりでいる。
勿論いろんな人にお世話になりまくっているのだが。
嫌なことやりたくないことを遠ざける事が可能になっている今。
やりたくないことをやらないで良いのは意外にとっても不健全なんじゃないかとも思ったり。
だからこそ冬はどっかに行ってゆったり働こうかなとか考える。
日本一周の時に衝撃を受けた働かない不思議な大人に確実に近づいている自分がいる。
こんなことを書いてるからお客さんに「ブログ読んで気むずかしい人だと思ってました」って言われるんだろう。